【保存版】英語学習指導要領が変わる 今やるべきこと

【まとめ】学習指導要領の何が変わるの?

小学校では2020年度から、中学校では2021年度から新学習指導要領が導入されます。

その主な変化点は以下です。日本人が弱いと言われている英語をアウトプットする力を伸ばすことに重点が置かれています。

新学習指導要領 旧学習指導要領
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 外国語の音声や語彙,表現,文法,言語の働きなどを理解するとともに,これらの知識を,聞くこと,読むこと,話すこと,書くことによる実際のコミュニケーションにおいて活用できる技能を身に付けるようにする。
(2) コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて,日常的な話題や社会的な話題について,外国語で簡単な情報や考えなどを理解したり,これらを活用して表現したり伝え合ったりすることができる力を養う。
(3) 外国語の背景にある文化に対する理解を深め,聞き手,読み手,話し手,書き手に配慮しながら,主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
外国語を通じて,言語や文化に対する理解を深め,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,聞くこと,話すこと,読むこと,書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う。

これまでの「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能に加えて5技能と呼ばれたりもします。

英語学習指導要領
4技能 5技能
話すこと 話すこと【やりとり】
聞くこと 話すこと【プレゼン】
読むこと 聞くこと
書くこと 読むこと
  書くこと

受験への具体的な影響は?

まず2020年度から大学入試が大きく変わります。

具体的には新しいセンター試験(共通試験)が導入され、また多くの大学入試に民間試験(TOEFL、英検、IELTSなど)でのスコア代用が可能になります。

2019年7月にはTOEICがこの試験代用に参加しないということを表明しました。このことで、確定的になったのは、すべての試験に「スピーキング(英検の場合は英語面接)とライティング(書くこと)」が必要であるということです。

TOEICの表明からもわかるように、新しい制度へ向けて受験は右往左往しています。その最たるものが英語です。文科省はCEFRと呼ばれる英語能力の指標を用いています。

早稲田大学などの一部の学部ではCEFR B2以上の能力を証明することで英語試験が免除や満点換算されるなどの措置を取っています。

つまり、現時点ではCEFRのB2以上を狙うことが必要です。

CEFR B2以上ってどんなレベルなの?

英検2級が高校卒業レベルの英語力です。つまり、高校の学習要領をきっちり完了すればよいというレベルです。このレベルが高いか低いでいうと、高いです。高校生の英検2級の合格率は25%程度だからです。

ですが、これはチャンスです。私から言わせれば、CEFR B2以上は必ず、到達できます。特に受験まで2年以上ある人は投資対時間効率を考えても最も良い時間投資だと思います。

大事なのは 一番大きな受験への影響が、「話す」「書く」能力が受験で求められているということです。制度変更や各大学の対応変化はあってもこの流れは変わりません。

日本人は読むことと聞くことは得意ですので、差をつけるのはこの「話すこと」と「書くこと」です。

「話す」「書く」を伸ばすためにどうすればよいのか?

「話す」「書く」の2技能を身に付けること自体は難しくありません。とにかくアウトプットすることです。難しいのはアウトプットする場を日本で探すことです。

具体的には750時間英語をアウトプットすることで、日本人としては非常に高い英語スピーキング能力が得られます。TOEFLで言うとiBT100点レベルです。iBT100点以上あると日本の大学だけでなく、海外の大学もどこでも選べます(^^)/

この英語をアウトプットする時間を積み重ねることです。

どうやってアウトプットの時間を積み重ねたら良いのか?

1番早いのは海外に留学することです。750時間は8時間x95日で約3ヶ月です。夏休みなどの長期休みに海外留学をするのが一番の近道です。 留学に興味のある人は海外留学に費用はどの程度かかるのかをご参考ください。

海外に出れない人は日本で英会話をする機会を探すことです。私のおすすめはオンライン英会話です。留学は出来なくても毎日2時間の授業を1年間続けると365 x 2 =約750時間になります。毎日1時間だと2年間必要になります。毎日30分だと4年間必要になります。私はECCもイーオンも海外留学もオンライン英会話も全部試しましたが、海外に出れないならオンライン英会話が一番です。理由はコスパが良いからです。無料体験だけで終わっても、数本メールが届く以外にしつこい勧誘はありませんでした。

オンライン英会話にどの程度費用がかかるの?

レアジョブ英会話 (フィリピン):200円以下/回(25分間) 750時間(約3か月分)=約30万円

・DMM英会話(フィリピン):200円以下/回(25分間) 750時間(約3か月分)=約30万円

ネイティブキャンプ (フィリピン): 200円以下/回(25分間) 750時間(約3か月分)=約30万円

EFイングリッシュライブ (欧米系ネイティブ):500円以下/回 750時間(約3か月分)=約100万円 ※グループとマンツーマンレッスンの組み合わせです。

フィリピン人講師の英語力はどの程度なの?

フィリピンでは学校教育がすべて英語で行われています。そのために英語を第二言語として話す人たちが多いです。一度以下の動画を見てみてください。「相当きれいな英語」を話します。私もオンライン英会話スクールを受けてみましたが、動画の英語とそん色ないレベルでした。英語を話せない日本人が英会話を学ぶのに十分過ぎるレベルです。

どのオンライン英会話が良いの?

オンライン英会話大手3社の中から一番お得な初回キャンペーンの内容で選ぶのが良いと思います。すべて試しましたが、内容はあまり変わりませんでした。フィリピン人以外という方にはEFイングリッシュライブが良いと思います。通学:ECCの場合との比較表を作りましたのでご参考ください。

   ECC教室 レアジョブ英会話 DMM英会話  ネイティブキャンプ EFイングリッシュライブ
     
 入会金 21,600円 なし  なし なし  なし 
 講師数 1000人以上  4000人以上   6500人以上 9000人以上  3000人以上
 クラス グループ
マンツーマン 
 マンツーマン マンツーマン  マンツーマン グループ
マンツーマン 
 月額費用
(アジア人)
なし  1回/日 187円:5,800円
8回/月 4,200円
(1回25分レッスン) 
1回/月 193円 5,980円
2回/月 161円 9,980円
3回/月 150円 13,980円
(1回25分レッスン)
無制限 5,950円/月   なし
月額費用
(欧米人)
60分/7500円
ポイント制の為概算
なし なし  なし  8回/月 7900円/月
グループ30回/月 
対応デバイス 教室 PC,スマホ  PC,スマホ  PC,スマホ  PC,スマホ 
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