【3分で分かる英文法】時制
時制の全体像
時制の図示
時制は図で示すとその関係が分かりやすいです。特に完了形は継続した期間を表すために時制図でイメージをつかむことが出来ます。

6つの時制について
それぞれの時制について解説します。
現在時制
現在の状態や習慣的な動作などを表します。動詞の原形を使いますが、主語が3人称の場合は原形に-(e)sがつきます。
例: My father walks in the park every morning. (私の父は毎朝公園を歩きます。)
過去時制
過去の動作・状態などをあらわし、動詞の過去形を使います。文中の過去を表すキーワード(yesterday,last day)などに注目すれば過去時制の見分けが出来ます。
例: He looked happy yesterday.(昨日彼は幸せに見えた。)
未来時制
未来の時点における出来事や、これから起こる予測を表します。will、be going toを動詞の前におき未来形が形成されます。文中の未来を表すキーワード(tomorrow, next month, soon)などに注目すれば未来時制の見分けが出来ます。
例: I will be seventeen years old next month. (私は来月17歳になります。)
現在完了
現在完了は過去のある時点から現在までのつながりを表します。have(has)+過去分詞で表します。キーワード(since, for)などに注目して見分けられます。
例: I have known her since she was a child. (私は彼女が子供のころから知っています。)
過去完了
過去完了は過去のある時点までの継続、経験、完了を表します。形はhad+過去分詞。過去完了を表すキーワードはthat timeです。また、文中で従属節を形成し、主節の過去形と共に用いられることが多いです。
例: He had seen her three times by that time. (その時までに彼は3回彼女を見た。)
未来完了
未来のある時を基準にして、それが完了するまでの動作や状態の継続・経験・完了を表します。will have + 過去分詞を使います。
例: I will have written my first novel by next month. (私は来月までに最初の小説を書き終えているでしょう。)
時制の問題を解いてみる
時制の問題とそのポイントを紹介します。
時制の問題①
(A) were (B) have been (C) will (D) are being
過去、現在完了、未来、進行形が並ぶ選択肢がありますので時制の問題だと判断が出来ます。時制のポイントは時間を表す関連語を探すことです。
文章の最後、next week’s meeting から未来のことを指していると理解が出来ます。
未来形だと選択肢はwillが思い浮かびますが、「will + 動詞の原形」なので 次に続く動詞 distributedとは合いません。他に進行形も未来を表せるため、選択肢が分かります。
答えは (D) are being になります。
※日本語訳:これらは次のミーティング時に配布されます。
時制の問題②
People behind their teacher as she crossed the street _______ several elementary school students.Pope
(A) is (B) are (C) were (D) has been
選択肢がすべてbe動詞でその時制が違うため時制の問題だと分かります。文章中から時制を示す単語を探します。
as she crossed street から「道を渡った時」と過去の話であることが分かります。
過去を表す選択肢は were であることが分かります。
答えは (C) were になります。
※日本語訳:彼らの先生が道を渡った時に後ろにいた人々は小学生だった。
時制の問題③
He fooled my secretary into thinking that china _______ smaller than Japan.
(A) was (B) is (C) will be (D) been
問題の選択肢から時制の問題であることが理解できます。文章中から過去を表す語句を探します。
過去を表す語句:fooled(だました)がありますので過去を疑います。しかし、国の大きさは普遍の事であり、現在形になります。
答えは (B) is になります。
※日本語訳:彼は私の秘書を「中国は日本より小さい」とだました。
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